前回は、Travelで毎朝行っている呼吸法について書きました。
私の朝③は、瞑想後カパラバティーとスクワプルパカをして、その後にアーサナをします。私のアーサナの基本になっているのは、シヴァナンダヨガの12の基本ポーズです。ただ、私の今のアーサナは、その12のポーズだけではありません。インドを旅する中で、いくつかのアシュラムに滞在し、そこで出会ったアチャリア(指導者)から、それぞれ違ったことを教えてもらいました。
Tapaswiniでは、Tanmai Matajiから、アーサナの最初と最後に行うポーズを教えてもらいました。
リシケシのDivine Life Societyでは、Purnaから、アーサナに入る前に行う準備のポーズと、アーサナに取り組む時の心構えを教えてもらいました。
そしてKeralaでは、Ramaから、すぐにポーズを完成させようとするのではなく、2週間ほどかけて、少しずつ身体をそのアーサナができる状態にしていくためのポーズを教えてもらいました。考えてみると、私の今のアーサナは、こうしてインドで出会った人たちから少しずつ受け取ったものが重なってできています。だから、インド旅行から帰ってくるたびに、朝の時間が少しずつ長くなっていきました。
朝の時間が長くなる。すると、もっと早く起きるようになる。朝早く起きるようになると、今度は夜も早く眠くなる。いつの間にか、生活そのものが少しずつ変わっていました。
アーサナの後にヨガ・ニードラまで行うと、私の朝の時間は3時間ほどになります。「朝から3時間もヨガをしている」と言うと、大げさに聞こえるかもしれません。でも、私にとっては、特別なことをしているという感覚はあまりありません。インドで教えてもらったことを、自分の朝に少しずつ取り入れていった。ただ、それだけです。
アーサナについて詳しく知りたい方には、シヴァナンダヨガから出版されている
『Your Home Practice Companion』
現在のDivine Life SocietyのPresidentであるスワミ・ヨーガスワルパナンダ師の
『ヨーガとからだの科学』
をおすすめします。ポーズの形や身体の使い方については、私がここで説明するよりも、こうした本を見ていただいた方が、ずっと詳しく知ることができます。
私がここで伝えたいのは、アーサナのやり方ではありません。私の場合、インドで出会った先生たちから教えてもらったものが、少しずつ自分の生活の中に入り込んできたこと。そして気がついたら、朝の時間そのものが変わっていたこと。呼吸法をして、身体を動かし、アーサナをして、最後にヨガ・ニードラをする。その時間を毎朝繰り返していると、身体だけではなく、一日の始まり方まで変わってくる。
ヨガは、ポーズを上手にできるようになることだけではないのかもしれません。少なくとも私にとっては、毎朝、自分の身体と呼吸に触れるところから、一日が始まります。


