私はアーユルヴェーダのドーシャ理論の3つのエネルギーの内のピッタの性質が強い体質だと学びました。
ピッタは「火」と「水」のエネルギーから成り、熱や消化、代謝などに関わるとされています。だから、ピッタの性質が強くなりすぎたときには、熱を冷まし、心身を落ち着かせることが大切だと言われています。
私が夕方の海に入るのが好きなのも、そんなことを学んだから……というより、海に入ると、身体の熱がすっと引いていき、心まで静かになっていく。その感覚が、今の自分には心地よいのです。
今年、私はインドのKannurにある学校で、一か月間アーユルヴェーダを学びました。
その中でも時間をかけて学んだのが、ヴァータ・ピッタ・カパという3つの「ドーシャ」です。
ドーシャって何だろう?
アーユルヴェーダでは、私たちの身体は、ヴァータ、ピッタ、カパという三つの生命エネルギーの働きによって成り立っていると考えます。
アーユルヴェーダは、こうした「人それぞれの違い」をとても大切にします。
だからこそ、自分のドーシャを知ることには意味があります。
自分の身体には、どんな傾向があるのか。何をすると調子が良くなり、何が続くとバランスを崩しやすいのか。それを知ることは、自分自身を大切にするための一つの手がかりになります。
アーユルヴェーダを学んで面白いと思ったのは、身体の一部分だけを見るのではなく、身体と心、食事、生活、季節、環境などを含めて、全体のバランスを見ようとするところです。
ヴァータ、ピッタ、カパ。三つに分けて考えるけれど、最後には、それらを一人の人間の中でどう調和させていくかを見る。「分類すること」よりも、「統合すること」。それが、私が学んだアーユルヴェーダの大きな魅力の一つです。
私は、ドーシャを「答え」ではなく、「気づくための道具」として使っていきたいと思っています。

夕暮れの海に入ると、身体の熱が静かに引いていく。海から上がると、風が心地よい。そんな小さな身体の感覚にも、今の自分を知るヒントがあるのかもしれません。
自分を知る。でも、自分を決めつけない。
それは、私がアーユルヴェーダのドーシャを学んで感じた、とても大切なことです。


